小田川土地改良区
〒037-0202
五所川原市金木町芦野210-3
TEL : 0173-53-2552
FAX : 0173-52-2381
■ 地区の概要本土地改良区の受益地区は、青森県の北西部津軽平野の北端岩木川右岸に位置し、五所川原市、中泊町の1市1町にまたがる生産性の極めて低い水田地帯であった。 この地域の用水源は、主として河川、ため池、揚水機等に頼っていたが、流域面積が狭小であるため、用水が常に不安定であり、かつ、水路は用排水兼用がほとんどであった。 このため、水田は常に湿田或いは半湿田の状態であり、さらに水田の区画は藩政時代に開発されたままの姿で不規則な小区画であり、農道に接しているものは極めて少なかった。 これらのことが、当地方の農業の近代化を阻害している大きな要因となっていた。 これらを解消するため、国営事業として小田川の上流にダム、旧十川に揚水機場並びに頭首工6ヶ所と幹線用水路を新設して用水の安定を図り、なお、用排水路を分離して乾田化を図るとともに、耕地の汎用化を促進するため排水施設の整備を行い、併せて関連事業によりほ場整備等の基盤設備を実施し、機械化営農体系を導入し、農業の生産性を高め営農の安定を図った。 これらの事業は、現在では全て完了し、維持管理が当土地改良区の主な業務となっている。
■ 組織の沿革昭和46年に新設された当時、当土地改良区管内には飯詰川、川山、金木町、藤枝ため池、川倉、中島堰、大沢内、中里の9土地改良区が重複していた。 また、重畳が3、主要任意水利組合が20もあったが、二重負担の解消、国・県営事業による造成施設の一元管理ということで、再三話し合い検討した結果、昭和48年藤枝ため池土地改良区の吸収合併から始まり、解散、施設の移管等を経て、昭和54年大沢内土地改良区との合併により、全ての団体と統廃合し現在に至っている。 最近では、平成8年度に基幹水利施設管理事業の創設により、国営で造成された主要6施設(ダム、機場2ヶ所、頭首工3ヶ所)が青森県管理となり、その運営については、双方常に協議しながら管理している。
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